当事者たちが明かす「医療のウラ側」

がんウイルス療法の時代がやってくる

 すでに実験的に脳腫瘍の治療に使われていますが、この新たな治療法は一般のがん細胞だけでなく、がん幹細胞も殺せるということです。これが本当なら、治療後の転移や再発がなくなります。また、手術でどうしても取り切れなかったがんも、この治療法を併用すれば完全に取り除くことができます。

 昨年10月末には、米国食品医薬品局(FDA)が末期の悪性黒色腫治療としてこの新たな治療法を承認し、今後も次々と登場することと思います。手術や放射線、抗がん剤に続く治療法として面白い存在です。

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