これまで先進医療だった「3Dプリンターで作った臓器モデルを利用した手術支援」に保険点数がつくことになった。今月の中医協で認められた。今後は難しい手術前に、患者の臓器を3Dプリンターで作り、患者への説明や模擬手術に使われることになりそうだ。
3Dプリンターとはコンピューター上で作った設計図をもとに、立体的なものを作り出す装置のこと。以前、これを使って殺傷能力のある銃器が作られた事件を覚えている人もいるだろう。
その3Dプリンターによる臓器作りというとピンと来ない人もいるかもしれない。しかし、すでにさまざまなところで研究や臨床が行われていて、3Dプリンターは医療に大変革をもたらすといわれている。
例えば、歯科医院では既に患者にピッタリと合う入れ歯やマウスピースなどの作製に使われているほか、海外では3Dプリンター形成の人工骨が承認されている。
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