どうなる! 日本の医療

公的保険として認可 「3Dプリンター」で人工骨を作る時代

(C)日刊ゲンダイ

 これまで先進医療だった「3Dプリンターで作った臓器モデルを利用した手術支援」に保険点数がつくことになった。今月の中医協で認められた。今後は難しい手術前に、患者の臓器を3Dプリンターで作り、患者への説明や模擬手術に使われることになりそうだ。

 3Dプリンターとはコンピューター上で作った設計図をもとに、立体的なものを作り出す装置のこと。以前、これを使って殺傷能力のある銃器が作られた事件を覚えている人もいるだろう。

 その3Dプリンターによる臓器作りというとピンと来ない人もいるかもしれない。しかし、すでにさまざまなところで研究や臨床が行われていて、3Dプリンターは医療に大変革をもたらすといわれている。

 例えば、歯科医院では既に患者にピッタリと合う入れ歯やマウスピースなどの作製に使われているほか、海外では3Dプリンター形成の人工骨が承認されている。

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村吉健

地方紙新聞社記者を経てフリーに転身。取材を通じて永田町・霞が関に厚い人脈を築く。当初は主に政治分野の取材が多かったが歴代厚労相取材などを経て、医療分野にも造詣を深める。医療では個々の病気治療法や病院取材も数多く執筆しているが、それ以上に今の現代日本の医療制度問題や医療システム内の問題点などにも鋭く切り込む。現在、夕刊紙、週刊誌、月刊誌などで活躍中。