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南米で大流行のジカ熱 異常気象で米国でもエリア拡大懸念

 南米を中心に大流行している「ジカウイルス」。アメリカでは36人の患者が確認され(すべて中南米への旅行者。2月2日時点)、WHOは「アメリカ大陸で最大400万人が感染する可能性がある」と警告を発しました。米航空会社は、「感染の危険がある中南米への渡航をキャンセルした人には、無料で払い戻しをする」と発表しています。

 ジカウイルスは蚊が媒介し、感染すると発熱、発疹、関節の痛み、目の充血などデング熱に似た症状を呈します。約1週間で回復するといわれ、感染しても発症するのは5人に1人で症状も全体に軽いことから、感染に気付かない人もいるとのことです。

 しかし妊婦が感染した場合、新生児の出生異常、特に小頭症との関連が疑われており、南米、特にブラジルではすでに数千件の症例が見られています。

 また、ある科学者は「問題はこうした熱帯地域特有の伝染病が、気候変動の影響で広がっていることだ」と指摘。実際、ほかの伝染病、具体的にはライム病、ウエストナイル脳炎、デング熱などは、流行する期間が長くなり、そのエリアも拡大しているといいます。

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