医者も知らない医学の新常識

ユニーク診断 「ピーナツバター」でアルツハイマーが発覚?

(提供写真)

「がんの早期診断には犬の嗅覚が検査より優れている」「寄生虫の嗅覚で超早期がんが診断できた」というような研究が、真面目に専門誌に発表されています。これだけ多くの科学的検査が開発され、使用されているのですが、人間の病気の診断というのは不思議なものです。

 認知症の診断にも、面白い方法がありました。2013年に発表された、「ピーナツバターの匂いでアルツハイマー病を診断する」というユニークな方法です。

 どういうものかというと、「鼻の下30センチの位置にピーナツバターの瓶を置き、それを少しずつ鼻に近づけて、どこまで近づいたら匂いが分かるかを左右の鼻で比較する」という方法です。左右に差があって、左の方が低下していると、アルツハイマー病になる可能性が高いというのです。匂いを嗅ぐ神経は脳につながっていて、左の部分から神経の低下が始まるというデータがあるので、あながち誤りともいえません。

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石原藤樹

信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。