病院は本日も大騒ぎ

厚手のパンツスタイルでも看護師は「黒下着NG」の理由

色の透けない淡い色の下着を選ぶ(C)日刊ゲンダイ

 問題は下着です。患者さんに余計な刺激を与えないため、下着には気を使わなければならないのです。厚手のパンツをはいていますが、外から下着の線が分かるとか、太陽光線の照射次第で下着の色まで分かってしまうケースも少なくありません。

 ある時、若い看護師が黒い下着を着用していて注意したことがありました。上下とも下着の線が分かったり、色が透けて見えるスタイルは、患者さんには好ましくありませんから(笑い)。

 下着を自主規制しなければならない職業はほかにもあって、中学、高校の女性教師も洋服は露出度を少なく、着用する上下の下着類は「肌色」か「白」と指導されているようですね。

 余談になりますが、卑猥な話が好きな中年の長期入院患者さんがいました。その患者さんがベッドに寝たまま、いきなり布団をまくり上げ“元気なパンツ姿”を見せたのです。

 私は平手でパチンと叩き、「そんなに元気があるなら、その分を体力回復に向けなさい」と言ってやりました。

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