健康食品やサプリメントなどの広告で必ず登場するのが、使用してみた体験談です。それを語るのが著名人というパターンもよくあります。
しかし、体験談なんてものはそもそも怪しいものです。体験談を語っている人は、その商品を作っている会社からお金をもらって頼まれてやっているだけかもしれないからです。
本当は効果があるとは思っていないのに、お金をもらって「大変よくなりました」なんて言っているだけで、体験談自体がウソの可能性だってあるのです。
著名人が出てきたりすると、本当らしく思われるかもしれません。しかし、それこそお金をもらって出演しているのは間違いないわけで、一般人の意見よりもむしろ信用できないと考えたほうがいいような気がします。
「大企業が出しているものなら安心だろう」というイメージも、そうとは限りません。確かに大きな害の可能性は低いかもしれませんが、効果について出てくるのはやはり体験談だけだったりします。
少し冷静に考えれば、本当に効果があるかどうかを単なる体験談で判断することなんかとてもできないというのは、当たり前のように思えます。実際、こうした体験談を使った商品の広告では、その片隅に必ず以下のような記載があることに皆さんお気づきでしょう。
「これは個人の体験で、一般的な効果を保証するものではありません」
広告主も、体験談は個人の勝手な意見で、本当の効果はどうか分からないということを、見えにくい小さな文字で必ず言い訳しているのです。そんな健康食品やサプリを飲むくらいなら、何かおいしいものでも食べたほうがいいと思うのですがどうでしょうか。
医療数字のカラクリ
健康食品やサプリメントの広告 “著名人の体験談”は怪しい
「これは個人の体験で、一般的な効果を保証するものではありません」