Q
東北の旧P村(Q市に併合)に住む高校3年生で、農家の後継者です。父からは「高校までしかやれない」と言われていて、僕も商業高校に行くつもりでした。でも、成績がよかったので、中学の先生にQ高校を勧められ、受かってしまいました。Q高は毎年東大にも何人か行くほどの進学校で、僕は中ほどの成績でした。3年になって、担任の先生からは「地元の国立R大学を受けないか」と勧められました。父に相談しましたが、やはり「金がない。就職してくれ」と言われました。結局、公務員試験を受けて地元の国立病院の事務部に就職することになりました。同級生のほとんどは大学に進みます。高校卒業後、みんなは都会へ、僕はひとり村に残る。これからどう生きていけばいいのか悩んでいます……。
A
まずは、卒業式までは「忍の一字」で耐えること。「A君は東京の大学に受かった」「Bさんは仙台の看護学校に進む」など、さまざまな情報が耳に入ってきます。ひとり残る君はつらいと思う。でも、この時期のつらさは卒業式の日までです。その日に最高潮に達して、その後は急激に薄らいでいきます。気が付いたら、病院の入職日が目前に迫っていることでしょう。
薬に頼らないこころの健康法Q&A