さまざまな体に良いオイルが雑誌やテレビなどで取り上げられていますが、それよりも大事なのが、「どんな食材にどんな脂質が含まれ、どんな取り方をしているのか?」です。特に、勘違いされている動物性の脂質について紹介したいと思います。
まずは、マーガリンとバターについて。バターよりマーガリンの方がヘルシーと考えている人がいます。しかし、それは間違いで、使うならマーガリンよりバターの方がベター。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は油脂を加工・精製する工程でできるもので、2008年には虚血性心疾患や心臓性の突然死を増やすと報告されています。
アメリカでは2018年までにトランス脂肪酸の食品添加を全廃するようですが、日本ではいまだに規制がないため、自分で注意するしかありません。外食で使われている油やインスタント食品などに含まれる油など、トランス脂肪酸かどうかがはっきりしないものは、避けた方が虚血性心疾患などの予防につながるでしょう。
サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する