がん保険の最大の特徴は、「診断一時金」です。がんと診断されると、100万円を給付するといったものです。
商品によっては、2年ごとに無制限に給付するものもあります。2年を経過してもがん治療が続いている場合、追加の一時金が給付されます。中には診断一時金の代わりに、生活保障金として月々10万円を給付するという保険もあります。どちらが得かは、払った保険料と、がん患者としての期間によって変わってきます。
どちらもまとまった金額が入ってくる上に、使途は問われません。何に使うかは、本人の自由です。ただ、その何割かは、健康食品の購入費に充てられることになるでしょう。厚生労働省が2005年に行った調査によれば、患者の約45%が健康食品を利用していました。また、さまざまな調査により、多くの患者が毎月数千円から数万円を健康食品に費やしていることも分かっています。
がん保険 本当に必要ですか