漢方達人をめざせ!

悩みは同じめまいだけど…

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 東洋医学では、体調不良の原因を「気」「血」「水」と関連付けて考えます。「気」「血」「水」は、人間の生命活動に必要な3つの栄養素のことです。

「気」は体のエネルギー源で、「血」は血液、「水」は体液。それぞれは相互関係にあり、「気」の流れが滞ったり不足したりすると、血液や水分の流れも悪くなり新陳代謝が落ちます。「血」の流れが滞ったり不足すれば、全身に栄養が運ばれず健康を維持できにくくなり、「水」の流れが滞ったり不足すると、体温調整や関節の働きが悪くなったりします。

 体質や不調の内容などさまざまな観点から判断するのですが、たとえば、寝ても疲れが取れず、体力がないなどは、「気」の流れに問題があると考えます。めまいや頭痛があり、顔色が悪くて唇や爪が白っぽければ「血」の流れに、のぼせやすく手足が火照ったり、肌や髪が乾燥していれば「水」の流れに問題があるとみるのです。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。