漢方達人をめざせ!

悩みは同じめまいだけど…

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ご夫婦ともにめまいが悩みのお2人が、漢方薬局にいらっしゃいました。私が出した漢方薬は、夫妻で別のものです。旦那さんはおしっこが出づらく、むくみがひどい。疲労感も残っているとのことだったので、「気」と「水」のバランスを整える「苓桂朮甘湯」を飲んでもらいました。

 一方、奥さんは物事を突き詰めて考える性格で、ひとつのことに執着する傾向がある。これは「血」の流れを良くした方がいいため、「黄連解毒湯」を。数週間後、「めまいはもちろん、体全体が元気になった感じです」とお2人から感想をいただきました。

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久保田佳代

久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。