どうなる! 日本の医療

4月から「日本初の遠隔診療アプリ」がスタート

写真はイメージ(提供写真)

「予約相談」は、「ポケットドクター」に登録している全国の専門医を相談者がウェブサイトで選び、時間も指定して健康相談ができるというもの。セカンドオピニオンとして活用することもできて、料金は5分間1500円だという。

「今すぐ相談」は、深夜の急な体調異変などの時、24時間年中無休で医師にスマホで相談できる。ただし、医師の指定はできない。料金は月額500円からだ。

「いずれのサービスもアプリからあらかじめ相談したい内容などを入力し、相談します。医師は医療機関以外の場所でも診療できるため、産休中や育休中の女性医師や高齢のベテラン医師が自宅で応対することも可能になります。医師不足対策にも貢献でき、医療過疎地域の人たちにも少しでもお役に立てるかと思っています」(馬場社長)

 同社は2019年までに、国内の全医療機関の10%に当たる1万施設以上の医療機関に利用してもらうことを目指している。

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村吉健

村吉健

地方紙新聞社記者を経てフリーに転身。取材を通じて永田町・霞が関に厚い人脈を築く。当初は主に政治分野の取材が多かったが歴代厚労相取材などを経て、医療分野にも造詣を深める。医療では個々の病気治療法や病院取材も数多く執筆しているが、それ以上に今の現代日本の医療制度問題や医療システム内の問題点などにも鋭く切り込む。現在、夕刊紙、週刊誌、月刊誌などで活躍中。