当たり前のように言われていますが、その真相は?
「秋津医院」の秋津壽男院長が教えてくれました。
「日頃から薄着をしていれば、むしろ風邪をひきにくくなります。危険なのは、急に薄着になった時です」
人体には、「寒い」と感じると体温が低下しないよう、体表面の血管を収縮させたり、体に震えを起こしたりする働きがあります。こういった活動にエネルギーを消費するため、寒い時は基礎体力が低下するといいます。
また、体内酵素が最も活性化するのは平均体温に近い36.5度。それ以下になると活性が下がり免疫も低下します。だから寒さを感じる時は風邪ウイルスに感染しやすいのだそうです。
「でも、普段から薄着で寒さに慣れていれば、そう簡単に免疫は下がりません。『子どもは風の子』といって外で遊ばせるのは、寒さに対する耐性をつけるための知恵なのです」
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