漢方達人をめざせ!

“孫悟空の輪”で締め付けられるような頭痛に対して

(C)日刊ゲンダイ

 慢性的な頭痛の悩みでいらしたSさん(46)。これまで、どこへ行くにも頭痛薬を手放せませんでした。最近、頭痛がひどくなって頻度も増えたため、病院へ。薬物乱用頭痛と診断されました。頭痛薬の飲み過ぎで、かえって頭痛が誘発されているのです。

 トリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤、非ステロイド性消炎鎮痛剤、さらには市販の痛み止めで引き起こされます。Sさんは担当医の指示で、普段飲んでいる頭痛薬の服用をやめ、薬物乱用頭痛からは脱しました。

 担当医からは、頭痛を予防するための薬の服用方法を説明されたそうです。

 しかし、Sさんは薬物乱用頭痛の経験から、薬より体質改善をしたいと思い、漢方薬の服用を思い立ちました。

 Sさんの話では、頭痛は“孫悟空の輪”でギュウッと締め付けられているような痛みだそうです。漢方では、「孫悟空の輪で締め付けられているような頭痛」「帽子をかぶっているような頭痛」「こめかみに脈を打つような頭痛」「目の奥に痛みが入ってくるような頭痛」など、痛みの感じ方も薬を選択する重要な情報になります。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。