慢性的な頭痛の悩みでいらしたSさん(46)。これまで、どこへ行くにも頭痛薬を手放せませんでした。最近、頭痛がひどくなって頻度も増えたため、病院へ。薬物乱用頭痛と診断されました。頭痛薬の飲み過ぎで、かえって頭痛が誘発されているのです。
トリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤、非ステロイド性消炎鎮痛剤、さらには市販の痛み止めで引き起こされます。Sさんは担当医の指示で、普段飲んでいる頭痛薬の服用をやめ、薬物乱用頭痛からは脱しました。
担当医からは、頭痛を予防するための薬の服用方法を説明されたそうです。
しかし、Sさんは薬物乱用頭痛の経験から、薬より体質改善をしたいと思い、漢方薬の服用を思い立ちました。
Sさんの話では、頭痛は“孫悟空の輪”でギュウッと締め付けられているような痛みだそうです。漢方では、「孫悟空の輪で締め付けられているような頭痛」「帽子をかぶっているような頭痛」「こめかみに脈を打つような頭痛」「目の奥に痛みが入ってくるような頭痛」など、痛みの感じ方も薬を選択する重要な情報になります。
漢方達人をめざせ!