どうなる! 日本の医療

都心では安く歯を治せなくなる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■地方は混雑に拍車

「今後は資金力のある歯科医院が生き延び、零細の歯科医院は淘汰されるでしょう。そうなると、都心の住民はお金がないと満足な歯科治療は受けられなくなる。一方、地方では収入を求めて歯科医師が都会に集まるぶん、歯科医師不足に拍車がかかることになるでしょう」(橋村院長)

 体の健康は口からという。その担い手である歯科医師の偏在により、日本人の健康は口から崩れ去るかもしれないのだ。

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村吉健

地方紙新聞社記者を経てフリーに転身。取材を通じて永田町・霞が関に厚い人脈を築く。当初は主に政治分野の取材が多かったが歴代厚労相取材などを経て、医療分野にも造詣を深める。医療では個々の病気治療法や病院取材も数多く執筆しているが、それ以上に今の現代日本の医療制度問題や医療システム内の問題点などにも鋭く切り込む。現在、夕刊紙、週刊誌、月刊誌などで活躍中。