知らなきゃ損!

睡眠が足りないとジャンクフードを食べてしまう

 睡眠不足は肥満を招くといわれているが、実際に米シカゴ大などの研究で「寝不足になると、高カロリーのジャンクフードを食べたくなる」ことが明らかになった。

 実験では、14人の健康な大人を「7時間半睡眠」のグループと「4時間睡眠」のグループに振り分け、4日間連続で実践してもらった。毎日3食の食事をとりながら空腹レベルをチェック。さらに、食べることによって喚起される快感や満足感を増幅させる「2-AG」という物質の血中濃度を測定した。

 その結果、「4時間」で睡眠不足の被験者は、「7時間半」と十分に睡眠を取った被験者より、2-AGのレベルが30%も高くなっていた。しかも、数値は21時ごろまで高いままで、空腹レベルも高かった。

 さらに、実験終了後に1時間限定の食べ放題でジャンクフードやスナックが大量に盛られたビュッフェでの食事を解禁。睡眠不足の被験者たちは、その1時間前に1日の摂取カロリーの90%に当たる食事をとっていたにもかかわらず、高脂質でハイカロリーのジャンクフードやスナックに手を伸ばし、十分な睡眠を取った被験者よりも平均400キロカロリーも多く摂取したという。

 ダイエットに挑戦する人は、まずはしっかり眠ることから始めよう。