愉快な“病人”たち

日本水泳連盟理事 萩原智子さん(35)子宮内膜症

萩原智子さん(C)日刊ゲンダイ

■信頼できる医師と出会い、その場で手術を即決

 病状を絵に描いて丁寧に説明してくれたのも他の病院ではなかったこと。チョコレート嚢胞(卵巣嚢胞の一種)が7センチぐらいになっていて他の臓器に癒着しているから、排便痛や胃がカチカチになっているんだと知って納得できました。治療法もいくつか挙げていただき、「この先生なら任せられる」と思えました。選んだのは腹腔鏡での嚢胞の摘出手術。即答です。月経の痛みに耐えきれなかったのと、先生を信頼できたので、その場で手術の日程まで決めて帰ってきました。セカンドオピニオンってよく言われますけど、信頼できる医師に出会うことが大事なんだと思います。

 そうはいっても、生活は荒れに荒れました。思考が停止して、頭の中から「水泳」という文字も消えるほど。家事もせず、お風呂も入らず、ソファでボーッとする無気力な日々が続き、自分が世界で一番不幸だと思っていました。しかし、ブログに病気のことを公表したところ、「私も子宮内膜症だけど出産しました」といった励ましの言葉がたくさん届きました。「意外と身近な病気なんだな。自分だけが特別じゃないんだ」と知ることができて元気づけられました

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