Dr.中川のみんなで越えるがんの壁

【3.11を考える】(下)福島の米と牛肉は日本一安全だ

福島物産展で小泉進次郎(左)と内堀福島県知事(C)日刊ゲンダイ

 小児の甲状腺がんが増えたという指摘もあります。しかし、38万人というこれまでにないほどの大規模な調査によって、「自然発生型」の甲状腺がんを発見しているだけといえます。

 甲状腺がんは、男性の前立腺がんと同じように治療しなくて済むケースが少なくありません。韓国では、エコー検査の普及で甲状腺がんの診断率が高まり、治療不要ながんの摘出が社会問題になったほどなのです。

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中川恵一

中川恵一

1960年生まれ。東大医学部医学科卒業。同院緩和ケア診療部長を兼務。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。