糖尿病に絶対ならない 春の最新常識

<2>過食や運動不足だけじゃない 「寝不足」が招く高血糖

(C)日刊ゲンダイ

「参加者は睡眠状況や食事が厳しく管理され、血液は15分あるいは30分ごとに計測。成長ホルモン、グルコース、インスリン、ノルアドレナリン、コルチゾールを測定し、実験終了後に耐糖能試験を実施しました。その結果、睡眠時間の短かった群は深夜と早朝の血中遊離脂肪酸が15~30%アップし、インスリン抵抗性も上昇したと報告しています」(別の糖尿病専門医)

 若く健康な人でも、寝不足が続けば糖尿病を発症する可能性がある。花粉症による鼻づまりと肥満で「よく眠れない」という中高年は、さらに気をつけなければならないのだ。

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