サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する

“元気寿命”を延ばす4つのポイント

1日に「卵3個+別のタンパク質」(C)日刊ゲンダイ

 さらに、食物繊維が豊富な野菜、海藻、キノコ類はたっぷりと。“第2の脳”と呼ばれ、病気予防に重要な働きをする腸の環境を整えます。血糖値の急激な上昇も抑制するので、食事をする時は真っ先に取ってください。

 現代は、カロリーは十分でも必須栄養素が不足している「新型栄養失調」が蔓延しています。先日は、国立国際医療研究センターの研究チームが「バランスの良い食事で脳血管疾患が2割減」と発表しました。食事と病気の因果関係が科学的に裏づけられた今、みなさんには健康を意識した食生活を送ってほしいと願います。

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佐藤智春

佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。