糖尿病に絶対ならない 春の最新常識

<4>糖尿病の発見に役立つ「ニキビ」「音叉」「釣り糸」

(C)日刊ゲンダイ

「医師は血糖値などの検査データやこうした患者の訴えから糖尿病を判断します。糖尿病性神経障害の診断には、ほかにアキレス腱検査を用いることもあります。これはゴム製のハンマーでアキレス腱を軽く叩いて、筋肉が収縮するときの反射を見る検査です。刺激を受けたのに神経が反応しないということになると、神経障害が進んでいるということになります」(辛院長)

 また、音楽で使われる「音叉」を使って振動を発生させ、それを患者のすねやくるぶしに当てて振動が感じられなくなるまでの時間を測る検査や、ナイロン製の「釣り糸」のようなものを足の甲や裏に押し当てて「触れている感覚があるか否か」を調べるタッチテストなどを行うこともある。

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