患者さんの命を奪うような無理な治療が、医師・病院と患者さんの間の契約だけで行われたのであれば、許されません。第三者の評価を得たうえでその治療行為が進められ、その結果、死亡してしまったというはっきりした証拠がなければ論外です。
その病院の中だけで通用するような治療を「まあ、これでいいだろう」という意識で続けていると、こうした取り返しのつかない重大事故が起こりえます。そういう医師を作らないために、私はスタッフを鍛え続けているのです。
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」