本当は危ない“正常値”を見逃すな

健康診断の「ヘモグロビン値」低ければ胃、大腸がんを疑え

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
基準値は「健康値」ではない

 新年度が始まり、健康診断や人間ドックを意識する時期になりました。ほとんどの方は、「基準値内に入っていれば安心」と思っているでしょう。

 しかし、そもそも基準値は「健康値」ではありません。基準値は、母集団に対し5%である「上限2.5%+下限2.5%」を引いた95%の平均値。たとえば、200人を母集団とすれば190人の平均値で、範囲が広いのです。さらに、健康診断で定められている検査項目は少ないため、毎年検査をしても、重篤な病気が早期に見つからないことも少なくありません。

 それを踏まえ、健康診断の結果を最大限に生かすには?

 注意していただきたいのは、「赤血球」と「ヘモグロビン」の数値です。過去3年分のデータを用意してください。検査数値は「点」ではなく「線」で見ることで病気を予測できる場合があります。もし、赤血球とヘモグロビンの数値が毎年低くなっているようなら、胃や大腸などの消化器に出血がある可能性があります。過去3年分のデータがなければ、ヘモグロビンが男性で「14」、女性で「13」を下回っている場合、要注意です。

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佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。