これらの製剤のポイントは吸収性と持続性、そして刺激性です。その製剤の構造によって、効果発現時間や持続力などが異なる場合があるのです。もちろん、一定条件下での効果は同等ですが、皮膚の状態や温度によっても吸収が変わることがあるといえます。こうした外用剤は、時に注意が必要です。
点眼剤は、添加物の違いで目への刺激感が異なることがあります。点眼剤の「pH」や「浸透圧」が製剤によって異なるためです。花粉症の目薬はかゆみを止めることが目的ですが、目が真っ赤に炎症を起こしている状態であれば、刺激が少ない点眼剤を選びたいところです。
ジェネリック医薬品が悪いわけではありません。しかし、製剤それぞれに特徴があることを理解しておくことが大切です。安心してジェネリック医薬品を使うためにも、使用時の注意点を薬剤師に確認しておきましょう。
危ない 薬の勘違い