独白 愉快な“病人”たち

エッセイスト・スエノブ由美子さん(48)子宮がん

エッセイスト・スエノブ由美子さん(C)日刊ゲンダイ

 手術から5年、ようやく寛解に入りました。アメリカの医療費は相当高いと聞きますが、主人は私に心配させないよう、費用の話は一切しません。私も彼の気持ちに感謝して聞かないことにしています。今、ロキシーは“セラピードッグ”として活動しています。私のつらい時期を救ってくれたように、ロキシーを通して、少しでも多くの人に癒やしを与えられたらと思っています。

▽すえのぶ・ゆみこ 1968年、東京都生まれ。メーカーで事務職として勤務中、旅行で訪れたハワイで高校教師の日系3世、アンドリュー・スエノブ氏と出会い07年に結婚、ハワイへ移住。闘病の時期に支えてくれた愛犬ロキシーについてつづった「ロキシー~奇跡のハワイアンセラピードッグ~」(ぴあ)を上梓。

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