全国のがん看護専門看護師が所属する病院には、「がん看護外来」のように、看護師が個室でゆっくりと相談に応じるシステムを持っているところが多くあります。
がんの悩みは、さまざまです。がんと診断されて以降の悩みを時期別にざっと挙げると、①治療を頑張っている時期の悩み②治療後、社会復帰された時期の悩み③再発したり治療が難しくなった時期の悩み④緩和ケアが主体となる時期の悩みなどがあります。
がん看護専門看護師は、各時期における患者さんやご家族の支援の方法を学んでいます。また、より専門的な対応が必要な場合には、他部門のスタッフと連携するスキルも身につけています。
だから、医師に言いたくても言えない、言い出すタイミングがない、どう伝えていいか分からない、といった不安や苦痛を抱えている場合は、ぜひ声を掛けていただきたいと思っています。
看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う