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がんを溶かして免疫力をアップ がんウイルス療法の実用性

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ラッサ熱は、西アフリカに多いウイルス性出血熱のひとつ。エボラほど激しくはありませんが、症状は似ています。実はVSVとエボラウイルスを掛け合わせたものも、別のがんに有効であることが確認されています。

 もちろんどちらも病原性は抑えられています。アメリカで臨床試験に入っているので、じきに承認されるかもしれません。

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永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。