漢方達人をめざせ!

4~5月は心臓悪化のリスクが増す

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 東洋医学では、季節は「四季」ではなく、春、夏、長夏、秋、冬の「五季」です。東洋医学が生まれた中国の気候を反映しているためで、これからの季節は、五季のうち「夏」に当たります。

 さらに東洋医学では、森羅万象すべてを「木、火、土、金、水」の5つに分類して考えます。五季と連動すると、「春=木」「夏=火」「長夏=土」「秋=金」「冬=水」。それぞれはバランスを取って助け合い、または抑制し合い、それらのバランスが崩れると体調不良につながります。

 春の「木」は、上に向かって伸びるもの。「木」は燃えて「火」になり、「土」から養分を得て崩れないように支えます。夏の「火」は燃えて上に行き、ものを燃やして「土」を生んだり、熱で「金」を溶かしたりします。

 4月の終わりから5月にかけては、春(=木)から夏(=火)への変わり目。すべての季節の変わり目に共通していることですが、心身が変化についていけず、エネルギー不足になりやすい。すると、火がうまく燃えず、バランスを崩し、気がめいったり落ち込んだりして体全体が弱ります。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。