その結果、太陽光を避けるグループと比較して、適度に太陽光を浴びるグループは20%、太陽光を積極的に浴びるグループでは30%、統計的にも有意に死亡リスクが低下しました。太陽光を避けるグループは、積極的に浴びるグループに比べて寿命が0・6~2・1年短いと見積もられています。
この研究は、あくまで太陽光を浴びる頻度と死亡の関連について検討したもので、因果関係を決定づけるものではありません。しかしながら、太陽光を浴びることは、正常な生命活動に必要なビタミンDの産生を促します。特に紫外線が強い時季は注意が必要ですが、太陽光を避けることもまた、体に悪影響を及ぼすでしょう。
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