健康は住まいがつくる

大地震後に激増 高齢者はネズミによる健康被害に気をつけろ

東日本大震災でも激増(C)日刊ゲンダイ

 ネズミには季節による繁殖期はなく、1カ月に1回、5匹前後の子ネズミを産む。そして、2カ月で親ネズミに成長するという。1カ所で生息する匹数は、その場で食べられるエサの量によって変わり、分散する。ネズミの駆除を放置していると、どんどん生息エリアを広げてしまうのだ。

「ネズミ被害への対策は被災地ばかりではなく、万一に備えて日頃から全国民が考えておかなければならない問題です。それには、近隣地域で共通した駆除意識を持たなければなりません。老老介護の諸問題に、ネズミ対策も含まれていることを忘れてはなりません」

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