なぜ、家畜に抗生物質が使用されるのかというと、感染症の予防や成長促進目的だといわれています。当然、人間のような厳しい使用基準は家畜にはありません。
医者が人間に使用する抗生物質の乱用を控えることは、耐性菌の出現を予防するために重要なことです。しかし、人間以外への抗生物質の使用が今のままでは、耐性菌問題の解決にはならないのではないでしょうか?
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。