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【プレミアム白内障手術】お茶の水・井上眼科クリニック(東京)

右は比嘉利沙子医師(提供写真)

 単焦点眼内レンズは1つの距離にピントを合わせるので、合っているところは鮮明に見えるが、それ以外を見る場合はメガネが必要になる。多焦点眼内レンズは遠近の2つにピントを合わせるので見える範囲は広いが、単焦点眼内レンズに比べてピントが若干あまく、夜間の光がにじむことがある。

 そして、通常の多焦点眼内レンズの欠点を極力抑えられるのが、高機能多焦点眼内レンズだ。この眼内レンズと最先端レーザー機器を組み合わせた手術によって、より満足度の高い治療効果が得られるという。同院ではこれを「プレミアム白内障手術」と呼んでいる。

「通常の多焦点眼内レンズは、矯正度数を0・5D(ジオプトリー)刻みで選びます。しかし、高機能多焦点眼内レンズは近視や遠視だけでなく、乱視も0・01D刻みで合わせることができる完全オーダーメード。つまり、個人に合った専用の眼内レンズですので矯正精度が高く、遠近共に良好な視力が得られます」

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