危ない 薬の勘違い

過剰摂取は逆効果 健康食品を安全に活用するための注意点

健康食品は本当に安全なのか(C)日刊ゲンダイ

 ここ数年、健康食品市場がとても賑わいを見せています。「少しでも健康に」「食生活が不規則だから」「薬は嫌い」など、さまざまな思いで取られている人がほとんどでしょう。そうした方々からは、「食品だから安全」「自然のものが安心」といった言葉をよく聞きます。これは本当なのでしょうか?

 健康食品も正しく使わなければ、思わぬ健康被害を招くケースがあります。薬局で、患者さんから「健康食品を取り始めてから、肝機能検査値に異常が出てきた」「出血しやすくなった」「血糖値が上がってきた」といった相談を受けた経験は何度もあります。

 臨床現場では、「それが本当に健康食品の影響だったのかどうか」の調査、証明まではしないことも多いのですが、健康食品関連の論文は数多く発表され、被害の報告もたくさん出ています。「食品だから安全」「自然だから安心」は間違いなのです。

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金田崇文

1979年、東京都生まれ。千葉県立船橋高校を経て岡山大学薬学部を卒業。2004年からこやま薬局(岡山県)に勤務。管理薬剤師を務めながら、各地で薬や健康をテーマにした講演活動を行っている。