これについて最近多くの報告があるのは、血の塊が詰まる病気である血栓症です。今年の「サーキュレーション」という専門誌に発表された論文によると、「O型」と比較してそれ以外の血液型では、「深部静脈血栓症」や「肺塞栓症」といった静脈血栓症が、最大で2倍くらい多いという結果になっていました。特に「AB型」が最もそうした病気にかかりやすかったのです。その原因は、血液の中にある血液を固める時に必要な物質が、「O型」以外では多いためと考えられています。
血液型は変えられませんから、心配しても仕方ありませんが、「AB型」の人は血液がドロドロにならないように、より気を配った方が安心かもしれません。
医者も知らない医学の新常識