40歳を超えたら受けるべき6つの検査

【眼底3次元画像解析検査】自覚症状が出る前に判定可能

井上眼科病院のOCT検査(提供写真)
保険適用

 日本人の中途失明の原因のトップである緑内障の早期発見に有効だ。OCTは網膜の断層画像を撮影できる機械で、網膜の表面しか観察できなかった従来の検査と比較して、CTやMRIに匹敵するといわれている。

 これまで、緑内障の診断は、眼底検査、視野検査、眼圧検査が中心だったが、それだけでは早期発見が難しかった。井上眼科病院の井上賢治院長は言う。

「平面的な画像の眼底検査では、網膜の微細な変化までは分かりません。視野検査は、視神経の障害がある程度進行した状態でないと検出できないうえ、患者さんの自覚的検査なので、信頼性が高いとは言えませんでした。しかし、OCTは網膜神経線維層欠損などの微細な変化も確認できるので、視野が欠ける自覚症状が表れる前の、ごく初期の緑内障を検出できます。また、両目を測定して解析する他覚的検査なので、患者さんによって差も出ません」

 OCTでは、黄斑変性など他の黄斑患者でも同様の変化が確認できる。緑内障でなかったとしても、早期治療を始められる。検査は約3~5分で撮影が終了する。保険適用の眼底OCTは600円(3割負担)で受けられる。