40歳を超えたら受けるべき6つの検査

【AICS検査】膵がん含む8種類のがんを一度に調べられる

アミノインデックスがんリスクスクリーニング検査
アミノインデックスがんリスクスクリーニング検査(提供写真)
保険適用なし

 試験管(5ミリリットル)1本の採血で8種類のがんの「発症するリスク」を調べられる。900カ所以上の病院で実施される「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」は、がんになりたくない人が絶対受けるべき検査だ。

 対象は、胃、肺、大腸、前立腺、乳、子宮、卵巣がん。さらに「発見された時はほぼ手遅れ」のがんも昨年加わった。

「膵がんです。検査結果でリスクが高ければ、MRIなどの定期検査をし、リスクを下げる食生活を送るなど打つ手がある。非常に画期的」(開発に加わった三井記念病院総合健診センター・山門實特任顧問)

 AICSは、血中アミノ酸の濃度バランスを測定する。この血中アミノ酸の濃度バランスに、がんの“芽”のようなものが異変として表れる。それをいち早く見つけ、実際にがんとして“実る”のを生活習慣改善などで阻止しようというのがACISの狙いだ。

 山門顧問自身もAICSを受けており、人間ドックでは異常なしだが、AICSでは大腸がんが最も高リスクのランクCと出た。内視鏡検査を受けたらポリープが発見された経験を持つ。

 保険適用外。三井記念病院の場合、2万4840円。