当事者たちが明かす「医療のウラ側」

避難生活で多発 「たこつぼ型心筋症」は“幸せ過ぎ”で発症

小説の中の話ではない(C)日刊ゲンダイ

 ご存じのように、不安や極度の緊張によって分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンに対して、ドーパミンは幸福ホルモンと呼ばれ、達成感や幸せを感じた時に分泌されることが分かっています。これが過剰に分泌されることによる心筋症は他にも報告があるのです。

 もちろん、残りの465例は悲観的な出来事が発症の引き金になっています。要するに不幸にせよ喜びにせよ、「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということでしょうか?

3 / 3 ページ