今後、自殺対策の成否は、ある特定の年代において「人口当たりの死亡率がどう推移しているか」を見なければなりません。
その意味で危惧すべきは若年者です。舞田敏彦氏(編集部注=大学講師で「47都道府県の子どもたち」の著者)の分析によれば、10代の自殺率は1990年以降一貫して上昇し続けているとされます。そういえば、5月9日の夜も、東京の東急大井町線荏原町駅で女子中学生2人が亡くなりました。今後も若者たちの「こころ」を見守る必要はありそうです。
薬に頼らないこころの健康法Q&A