病院は本日も大騒ぎ

同僚から「病院を替えると年金はどうなるか」尋ねられて…

“国民年金だけ”という診療所もある(C)日刊ゲンダイ

 基本的に、もらえる年金は掛け金(保険料)が大きいほど多くなります。掛け金は年間に受け取る給与とボーナスの合計の12分の1である平均標準報酬額で保険料率が決まるからです。

 気をつけたいのは、月額の報酬の中には残業代はもちろん、交通費も入ること。つまり、同じ給与をもらっていても、残業代が多かったり、交通費が多い人は、より多くの年金をもらうことになります(ただし、それだけ年金保険料と健康保険料の負担が増えるのですが)。

 また、年1回、4、5、6月の3カ月間の月額報酬の平均を基準とするので、この期間は一生懸命残業をしたり、転職する際は4月により高い給与の職場に移る知恵者もいます。

 ただし、平成15年3月までは「標準報酬月額」といって、月額の報酬だけで保険料率が決まっていました。そのため、2つの年金制度をまたいで働いている私の経験が、若い看護師の参考になるかはわかりません。

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