お薬手帳はありますか? 飲んでいた薬の情報書はありますか? 誰がその情報を知っていますか? 何種類飲んでいましたか? 何の薬? 薬の名前は? 量は? 1日何回服用していた? 色と形は?
我々は、その方のかかりつけ医、家族、入居している施設などに連絡して、できる限り薬の情報を探します。何も情報がなければ、検査ができる病院へ行くことを勧めたり、聴診器と血圧計のみで分かる診療で対応するしかなくなってしまうのです。
自分自身の医療情報(服用薬や副作用アレルギー歴など)があれば、その場をつなぐことができます。同じ薬がなくても、似た薬で対応することができるのです。
そうした非常時に一番助かる情報はお薬手帳です。きちんと管理されたお薬手帳は“簡易カルテ”となります。災害時に必要なものの一つとして、ぜひともお薬手帳を準備しておいてほしいと痛感しました。
危ない 薬の勘違い