危ない 薬の勘違い

災害時にはカルテに…薬剤師が語る「お薬手帳」の重要性

非常時にも役立つ(C)日刊ゲンダイ

 お薬手帳はありますか? 飲んでいた薬の情報書はありますか? 誰がその情報を知っていますか? 何種類飲んでいましたか? 何の薬? 薬の名前は? 量は? 1日何回服用していた? 色と形は?

 我々は、その方のかかりつけ医、家族、入居している施設などに連絡して、できる限り薬の情報を探します。何も情報がなければ、検査ができる病院へ行くことを勧めたり、聴診器と血圧計のみで分かる診療で対応するしかなくなってしまうのです。

 自分自身の医療情報(服用薬や副作用アレルギー歴など)があれば、その場をつなぐことができます。同じ薬がなくても、似た薬で対応することができるのです。

 そうした非常時に一番助かる情報はお薬手帳です。きちんと管理されたお薬手帳は“簡易カルテ”となります。災害時に必要なものの一つとして、ぜひともお薬手帳を準備しておいてほしいと痛感しました。

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金田崇文

1979年、東京都生まれ。千葉県立船橋高校を経て岡山大学薬学部を卒業。2004年からこやま薬局(岡山県)に勤務。管理薬剤師を務めながら、各地で薬や健康をテーマにした講演活動を行っている。