逆に新薬は、これまでにない治療効果を期待できる半面、副作用の危険も高い面があります。これはハイリスク・ハイリターンです。
そう考えると、どっちもどっちであることがわかります。どっちもどっちですから、偽薬を比較対象にすることは決して倫理に反することではありません。よくある二択問題です。
科学的には偽薬を飲む比較対象があることは重要で、倫理的でかつ科学的な臨床試験を担保するために偽薬群を設けるのは、大事なことなのです。
医療数字のカラクリ