病院は本日も大騒ぎ

人生観を変えた恩師の下の世話

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 こんにちは! 関東圏の総合病院に勤務している看護師のトモ子です。

 先日、学生時代の知人で、いまは訪問看護ステーションで働く看護師と話をする機会がありました。

 彼女とは学生時代に格別に仲が良かったわけではありません。ただ、当時のスカしたイメージと違い、明るく世話好きな女性に変身しているのに驚きました。

 かつての同級生や共通の友人の話でひとしきり盛り上がったのですが、学生時代のある恩師の名前が挙がったとき、友人が急に黙り込んでしまいました。
“あれ、何かまずいこと聞いちゃったのかな”“ひょっとして男女のお付き合いでもあったのかしら”なんてよこしまな想像をめぐらしたのですが、違いました。彼女が以前担当した患者さんが、その恩師だったというのです。

「名前を聞いて、どこかで記憶があるなあと思っていて、お宅に伺ったら先生だったのよ」

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