④外用剤の情報…クスリの情報は飲み合わせだけを確認するものではありません。クスリから疾患を推測することで、危険なクスリがわかることがあります。「緑内障の点眼薬を使っているから、この鼻炎薬は危ない」ということがわかるケースがあるのです。点眼・吸入・貼付剤等の外用剤の情報も必要です。
⑤情報の保管場所…「お薬手帳」をご自身で持ち歩くことが一番ですが、なくしてしまったらおしまいです。そのため“バックアップ”があると便利です。県外の家族が同時に把握しておく、施設スタッフが施設で管理する、携帯電話などで写真を撮っておく……といった方法が考えられます。
熊本地震の被災地支援に出向いたとき、電話やメールでクスリの情報を確認できれば……と何度も感じました。高齢者、乳幼児、アレルギー歴がある、慢性疾患があるなど、「薬がなくなると困る」という方は、ぜひクスリの情報管理を見直していただければと思います。
危ない 薬の勘違い