介護を助ける“切り札”はコレだ

専門会社を利用した観光旅行なら介護士同行で家族も安心

家族の付き添いも可能だ(C)日刊ゲンダイ

「目的地、参加人数によっても乗り物が異なりますが、リフト付き貸し切りバスと、中には固定できる車椅子席を用意しています。宿泊は車椅子対応が可能で、部屋はバリアフリー。車椅子用トイレがあるホテルと提携しています」

 関東なら「栃木・鬼怒川コース」「伊香保・草津コース」「伊豆コース」「富士山麓コース」「千葉房総コース」など盛りだくさん。

 介護福祉士が同行し、家族の付き添いも可能だ。希望によって海外のコースもあるが、気になるのは旅行代金。

「参加人数の均等割りになるため、参加者が多いほど割安になります。例えば、家族含めて2人の参加ですと、現地で1日のタクシーチャーター代が6万円としたら、それだけで1人3万円の支払いになります。20人の参加者を集い、1泊2日の鬼怒川コースなら、1人当たり約3万円ぐらいでしょうか」(小峰さん)

 旅行は日頃の介護ストレスを忘れさせてくれる。旅行後は会話が弾み、介護が楽になるケースが少なくないという。

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