本当は危ない“正常値”を見逃すな

その後の対処法が明瞭 糖尿病治療前に5時間糖負荷試験を

血糖値測定(C)日刊ゲンダイ

「血糖値やHbA1c(2~3カ月の血糖コントロールの平均を示す数値)が基準値より高い。2型糖尿病」と診断され、薬物治療を勧められたら、まずは食後5時間の糖負荷試験を希望してください。

 糖尿病の検査として義務づけられていないため、患者自ら申し出ないと大抵は受けられません。すべての医師が行っているわけではありませんが、食後5時間の糖負荷試験の重要性を認識している医師もいるので、ぜひ一度聞いてみてください。残念ながら保険適用ではありません。

 しかし、この検査によって、「いま本当に薬を使うべきか」「食事改善だけで対処可能か」が分かります。通常は「食後2時間」までチェックしますが、それだけでは不十分なのです。

 糖尿病の治療は、近年、比較的早い段階で経口血糖降下薬とインスリン療法を開始するケースが増えています。一方、必要でない段階で薬物治療を始めたために、血糖が下がりすぎて脳の活動が低下し、うつ症状を呈する人も出てきています。

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佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。