介護を助ける“切り札”はコレだ

老親の行動や室内環境 「見守りシステム」でモニタリング

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「弊社の見守りシステム『みまもりテレケアシステム SUKOYAKA』は、センサーによって部屋の環境をモニタリングし、それを離れて暮らすご家族などにお知らせします。また、活動量計を用いた健康増進を助ける機能もついています。データの送信先は最高20人までです」

 その仕組みはこうだ。本体である「ホームステーション」を、一番長く生活している部屋に設置しておく。すると5メートル範囲で24時間、温度、湿度、照度がモニタリングされる。

 外出する際は、付属の活動量計をカバンなどに忍ばせると、歩数や外出時間が記録される。帰宅後、それを「ホームステーション」に差し込むと、あらかじめ登録された携帯電話、パソコン、スマートフォンなどにデータが送信される。価格は税別で本体設置料が8万9800円、月額使用料2980円だ。

 ただし、どんなに優れた見守り機器があっても、最後に頼るのは人力になる。送られてきたデータから危険を察知したらすぐに対処できるよう、日頃からホームヘルパーや近所の住民、所轄の役所との付き合いを大事にすることだ。

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