東京・板橋区内の集合住宅に一人で住む古澤義枝さん(仮名=82)は、年齢とともに手足が不自由になり、買い物や1日3度の食事作りもおっくうになっている。
バスで20分離れた場所に50代になる長女が住んでおり、3年ほど前までは毎夕、母親を訪ねてきて、1日3食分の食事を作ってくれていた。
ところが、専業主婦だった長女は、家庭の事情でアルバイト店員の仕事を始めたことで、足が遠のいてしまったという。
「母はカレーライスを1度に3日分ぐらい作り、1日3食の食事をカレーで済ませていました。あまりにも可哀想で、今は『配食サービス』をお願いしています」(長女)
創立5年の「㈱シルバーライフ」(本社=東京・新宿)は現在、全国に約500店舗のチェーンを展開。東京・板橋区内などは全配食サービスが可能だという。
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