介護を助ける“切り札”はコレだ

車いすの進化著しく 軽量化、折り畳み可で“電動”も登場

道路交通法では車いす=「歩行者扱い」(C)日刊ゲンダイ

 足の不自由な高齢者が散歩や買い物に出る際、頼りになるのが「杖」だ。しかし、年を重ねて筋力が衰えると、その杖すら役に立たなくなる。そのときは「車いす」が重宝される。

「要介護認定された方なら介護保険が適用され、車いすを1カ月500円程度からリースすることができます。購入するなら9000円ぐらいからあります。しかし、“車いすは格好悪い”“押してくれる人がいないから……”と、杖で歩けなくなると家に閉じこもってしまう方も少なくありません。それだと老いが早くなる。高齢者は車いすを使いこなす必要があります」

 こう言うのはヘルパーサービス「NPO法人アットホーム」(東京・町田)の伊東和慶代表だ。

 一見、操作性が高く、介助する人の負担は少なさそうな車いすだが、実際はそうとも言えない。そのため、最近は電動系の車いすが人気だという。

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