本当は危ない“正常値”を見逃すな

糖尿病と診断されたら…尿中微量アルブミンの数値に注意

糖尿病予備群と診断された人も要注意(C)日刊ゲンダイ

 糖尿病、あるいは糖尿病予備群と診断されたら、血糖値やHbA1cとともに、「尿中微量アルブミン」もチェックしてください。

 糖尿病で問題なのは、合併症です。食後血糖が高い状態が長く続くことで体内はグリケーション(生体内糖化反応)を起こし、特に血管の老化を促進させます。結果、網膜症、神経障害、糖尿病性腎症といった糖尿病の3大合併症、そして脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高めるのです。

 これらの重大病は、早期では自覚症状に乏しい。気付かないうちにジワジワと進行していきます。自分の血管がどのような状態かを知るのに役立つのが、尿中微量アルブミンなのです。

 尿中微量アルブミンは、高血糖が長期持続し、尿中のタンパクや糖の量が過剰になっていることと同時に、細い血管(最小血管)が障害されていることを知らせてくれます。最小血管が障害されていれば、体内の太い血管(大血管)にも障害が表れます。

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佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。