専門家が推奨 認知症は1日10分の「昭和歌謡」で予防する

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 物忘れが多くなった老親には、口ずさめる曲を薦めたい。

「文部省唱歌や昭和の歌謡曲、叙情歌は高周波数の曲もあり優れています。また、歌を口ずさむことで、その当時の記憶が蘇る。これが認知症の改善、予防につながります。声を出すことで、年老いると出にくくなる唾液の分泌も促すため、誤嚥性肺炎のリスクも減らせます」

 和合教授はあらゆる音楽を分析している。その結果、例えば、「夏は来ぬ」「茶摘み」「浜辺の歌」「故郷(ふるさと)」などは高周波音を出し、効果が期待できる。

 今月は父の日もある。親にはCDを贈ってみるか。

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